よくできているQWERTY配列

英語・ローマ字両対応の配列を作ろうと四遊八遊してたのですが、結果、QWERTY配列が思いのほかよくできていることを思い知らされるだけでした。

たとえばhttp://web.archive.org/web/20000818062828/http://hobart.cs.umass.edu/~allan/cs646-f97/char_of_text.htmlの単語打っていっても、全くって言っていいほど同指の連続他極端に打ちにくいパターンが起こりませんもん。
そして私の結論は…「母音を片方に固めていては英語配列としてQWERTY配列には到底及ばない」というものでした。
Dvorakは何なんだ!と言われそうですが、Dvorak配列は母音側の上下が記号なんですよね。記号の位置を徹底的に並び替えてこそなんです。記号を右側に維持したままで母音だけ左に寄せると、母音の上下は記号ではなくやはりアルファベットになりますから、左手だけで作れる単語が増えまくって、ほとんど左手だけの同指や同手跳躍の連続となってしまいます。
では、記号を動かさないという前提の場合は、母音を右に固めればいいのか?
英語ならその通りで事実Dvorakは母音のすぐ上に句読点がありますが、日本語では確実に句読点の直前は母音です。母音を右に固めると、句読点の直前で指がこんがらがることは容易に想像できます。件のスクリプトの評価も下がりますしね。
そして…QWERTYは、母音が散らばっているため、いい具合に分散されてるんですねこれが。ローマ字配列としてみても、QWERTYがボロクソ言われてるのは、ほとんど"Y"と"H"の位置だけが問題なんじゃないかと思えるぐらいです。