油絵

ネタに困ったので、過去に書いたものを流用したりしてみる。
2003年9月28日。一年前、私は何をしていたか…

油絵。

今日は皆様に油絵の道具を紹介しましょう。

まず、パレット。油絵の具は液体ですが、重力に逆らえるぐらいには固体ですので、水彩みたいに流れていきません。よって敷居は存在しません。平らな木の板です。折り畳み式のもあります。常に持った状態で使えるよう親指を通す穴があります。

次に絵の具。白黒込みで12色。金とか銀は入っていません。油絵の具は原則あんま乾燥しないのですが、流石に五年ぐらい放置しておくと蓋が固くなって、無理に空けようとすると、指の皮を剥ぐことができます。蓋はきつく締めてはいけません。下手をうつと、他のところに穴があいてそこから中身が出てくるという、水彩絵の具でもお馴染みの現象となります。こうなると、切るか、反対側を開くか、選択を迫られます。絵の具の蓋の反対側は、通常丸められているのみなので、後述のヘラで開くこともできます。

キャンバス。ここに絵を描きます。木枠に布を張ってあります。布は表裏があり、鋲で止められています。デパートに行くとよく額縁だけ売っています。時々使用済みのものを(暴利で)売っていたりします。新品のキャンバスを売っているデパートは希ですが、徳島はそごうで一度見たような見なかったような。油絵の具は水彩と異なりα値が1に近くほとんど透過しないため、中古しか手に入らなくても上から描いてしまえばいいので何ら問題ありません。

筆。普通の筆?に見えますが、材質まではよくわかりません。様々な太さのものがあります。うち一本には350円と書かれたシールが貼ってあります。

筆洗い液。ジュンテンドーで600円ぐらいで買った油性塗料剥がし液を、中身が減っていたびんに入れて使います。揮発性だとか、混ぜるとやばいんじゃないかとか、気にしてはいけません。水彩絵の具では筆洗いと絵の具を伸ばすのを兼ねる水を頻繁に交換する作業が繁雑ですが、油絵の具は筆洗い液に溶け込まず沈殿しますので、一度びんに入れたら長く使えます。二年ぐらい持ちます。滋賀は草津にて本物を売っているデパートに入ったのですが、岡山では見たことはないです。

溶剤。先の筆洗い液とは別です。油絵の具は重力に逆らえるぐらい固体なので、そのままではまともに混ぜることも塗ることも困難です。そこで絵の具に足すための油です。やはり揮発性です。火気厳禁です。

溶剤の壷。金属製の小さな壷で、パレットに固定できます。溶剤を必要な分だけ小出しにして使います。中を洗うのが面倒です。というか隅々まで奇麗にするのは不可能です。

ヘラ。金属製の極薄のヘラです。油絵の具は剥ぐことが可能で、その際に使用します。パレットの掃除にも役立つほか、これで絵を描くこともできます。包丁の代わりにもなります。

台所用合成洗剤。筆洗い液で手も洗うぞという人は不要です。石鹸なんかでは歯が立ちませんので、環境団体に何といわれようが合成洗剤です。手の他にも眼鏡、ブラウン管、液晶ディスプレイ、机など様々なものが洗えます。ちなみにゴキブリを殺せるのは、毒性では無く、粘性に寄り気孔を禦ぐからです。

雑巾。新聞紙でも可。使ってしまったら二度と戻ってはこないため、お気に入りの雑巾や、レアアイテムな雑巾はだめです。油絵の具は、水で流すよりも、強引にふき取るほうが効果があります。

続きが読みたければ、何を描いたらいいか迷っている私に救いの手を。

…結局何も描いてないなあ。
台所用合成洗剤で洗うものに、トラックボールのボールを追加したいな。