明後日に向けて

明治時代の漢字学習が国力を落としてる論みたいになって自分でも嫌なので、独り言だけ。
清濁同置か異置かなんてのは問題じゃないんです。
問題は2面か3面かなんです。(あとモード数に関わるシフト方式とか)
無連想で3面覚えて維持をする、この維持コストが馬鹿にならんのです。
他にアルファベットもIMもCapsLockもアプリごとのショートカットキーも、意識していなきゃならんことは大量にありますのに。
学習コストは無視するとしても、後天的に覚えるものである以上、維持コストが掛かるわけです。
人間、モードの増加には弱いので、2面と3面の意識の差は、1.5倍じゃなくてもっとあります。
PCのアプリケーションの進化方向がモードレスであることは今更説明不要でしょう。
ただでさえ3日前の自分は他人と言いますのに、そんなことろに人生で一番貴重な脳内リソースを割きたくないです。
興味本位な私ですら、いや、興味本位程度しか動機が無いからかもしれませんが、QWERTYローマ字入力は連想*1なので維持コストは低めで、程よく母音が左右に分かれていて単調にならないように出来ていて、基本2段で運指も上々で、同時打鍵不要でリズムを取る必要も無くて、打鍵数が多いのと、負荷が右人差し指に集中していることを除けば、つまり指が耐えられるなら、乗り換える理由なんか何もないと思いますもん。
連想を捨てて、2段を捨てて(あるいは旧JISの1面を捨てて)、「こっちのほうが良い」と主張したって、486にWindowsVistaを勧めてるとしか思えないところがあるわけです。
いくらチューンナップされていても、リソースを全部OSが持っていってはしょうがないわけです。
アプリケーションに少しでも多くのリソースを割くほうが大切に決まってますからね。
CPUは次々に性能のいいものが開発されて買い換えられますが、人間の脳味噌は無理ですからね……。
勿論、アプリケーションが「配列について考える」であれば、脳内リソース全部割いたって構わない訳ですので、配列界隈の人々には意識にはのぼらない点だと思います。配列を作ったり選んだり練習したり……というのはそういう状態ですので、例えば、オークションで買い物していて、紛い物を買わされないよう必死なときに、検索条件の入力で短い単語を打つ際イラっと来ないか、なんて評価もありじゃないですかね。
大抵左手小指はCtrlキー押してたり、右手はマウスとかボールペンとかカードとか持ってたりしますから、ホームポジションを探すところからしてストレスになったりして。こんな限定的なシーンですと、同時押しの無い配列や左手を多く使う配列は有利ですね。
2面のMy月ですら、慣れたころにうざったくなってローマ字との間を行き来している人間の戯言。

*1:ただし連想に聴覚、語呂合わせを用いては駄目。音は再生時間を要するので。勿論ローマ字とは関係ないですが。