gccのAdaランタイム改造

それはそうとhttp://panathenaia.halfmoon.jp/alang/gcc-private-build/ですが、改造は着実に進んでまして、既に入出力関連は普通に使いそうなものは全部UTF-8になっています。
特にpragma Wide_Character_Encodingの追加されたgcc-4.3系では、s-wch_*を実行ファイルに含まれないようにしていて、バイナリ中の文字列表現をUTF-8で統一しています。-gnatWは文字列にのみ作用します。-gnatiは無視します。そして、これらのオプション無しでもいきなりUTF-8で識別子を宣言できます。
あと、Ada.Text_IOは、出力ではUTF-8をDBCSに、入力ではDBCSをUTF-8に変換します。コンソール上ではSet_ColやSet_Lineでカーソル移動ができるおまけつきです。
ファイルI/Oも、改行云々含めて諸悪の根源っぽいfopenを使わずに、直接CreateFile(W)するようにしてしまってますし。
いやあ、苦労しました。ははは……(忙しかったんちゃうんかい、というツッコミは受けつけません)
残すはWide_Text_IOとWide_Wide_Text_IOぐらいなのですが……ぶっちゃけ、要るのか、これ……?